色分け

世の中には色んな方が居らっしゃって、
まだ親しく付き合ってもいない内から
相手を勝手に色分けしてしまうという
困った癖を持つ方がいらっしゃいます。

ここで言う「色分け」という意味は、
自分にとって、相手が「敵」か「味方」かという
選別をするということなのですが、

趣味や考え方、そして好みと違うというだけで
自分とは合わないと決めつけ、

更には、自分が嫌う人と交流を持つ人や
嫌いな人が属するグループの人たちまで、
勝手な色分けで「敵」とみなしてしまうという

まさに自己中心的な感覚で
人との出会いに壁をつくってしまう方がいます。

とは言っても、こういう感情というものは
多かれ少なかれ、誰しも持ってはいるものですが、
時折、被害妄想と言っても過言でないほどに
自分の感情に捕われ過ぎている方を目にします。

自分が常に人からどう思われているのか?
ということに固執するあまり、

自分が嫌いであったり苦手な人が、
自分のことを悪く言っているのではないか?

そして、それらの人と交流する人たちまで
同じだと固執してしまうことが、
自分の世界を狭めていることに気付くことが
必要ではないかと思います。